渇水対策本部が設置された背景
9月7日の午後3時、大村市は「渇水対策本部」を設置しました。市レベルでの対策本部設置は2013年8月以来、約13年ぶりとのことです。
大村市の水道水のほぼ半分を支えている萱瀬ダムの貯水率が、同日の午後3時時点で43.1%まで落ち込んだことがきっかけです。8月27日からはすでにダムからの取水を30%制限していて、日量約1万5000トンの取水を1万トン台に抑え、不足分は地下水で補っている状態でした。
それでも貯水率は下がり続け、9月11日の午後4時時点では40.6%。さらに9月15日の午後4時時点では38.3%まで低下しています。前年の同じ頃は100%あったということなので、落差がはっきりわかりますね。

貯水量はどれくらいで、どれくらいの雨が降れば解消されるのか
数字を追うと、9月7日の43.1%から8日後の15日には38.3%。1週間ちょっとで約5ポイントのペースで下がっています。もちろん日によって変動はありますが、「下がり止まらない」状況には変わりありません。
9月4日に降った雨は、ダムの雨量計で23mmでした。けっこう降ったな、と思った方も多かったかもしれませんが、貯水率を底上げするには足りなかったようです。
市や県が「あと何ミリ降れば解消」と公表している数字は、現時点では確認できていません。なので「あと○○mmで安心」ということは残念ながら言えませんが、少なくとも9月4日のような23mm程度の降雨では不十分で、まとまった継続的な降雨が必要だというのが現状の見方です。
今後の週間天気からの見込み
tenki.jpの大村市の週間予報(9月16日11時発表ベース)を見ると、直近から約10日先までは、おおむね晴れから曇りの日が続きます。予報降水量は各日0mm、降水確率も低めで、一部の日で40%程度に上がるだけ。先の方、9月28日付近には「曇一時雨」で降水確率70%といった予報も出ていますが、こういう先の予報は信頼度が下がるものです。
つまり、目先の1〜2週間は「まとまった雨が来る」見込みが薄く、萱瀬ダムの貯水率が急回復する展開は、現状では期待しにくいということになります。
この先、大村市民はどれくらい節水すればいいのか
家庭に対して「〇〇%削減しろ」という強制目標は、現時点では市から示されていません。ただ、週間予報が示す少雨が続くあいだ、あるいはまとまった雨が来るまでは、市が呼びかけている自主節水を続けてほしい、というのが現状の対応です。
大村市の公式サイトでは、家庭でできる節水の例がいくつか挙げられています。日常のちょっとした工夫でできるものばかりです。
- はみがきは水をコップに汲んで行う
- 水洗トイレの水量を使い分ける
- お風呂のシャワーを出しっぱなしにしない
- 洗濯にはお風呂の残り湯を使う
- 洗車はバケツに水を汲んで行う
うがいや手洗いといった感染症予防はそのままに、生活や仕事に支障のない範囲で、こうした工夫を続けてみてください。
まとめ
萱瀬ダムの貯水率は38%台まで下がり、大村市は13年ぶりに渇水対策本部を設置した状況。9月4日の23mmの雨では歯止めがかからず、目先の週間予報でもまとまった雨の目処は立っていません。
強制ではありませんが、まとまった雨が来るまでは、コップ一杯の節水や残り湯の活用など、できる範囲での自主節水を続けてみてください。大村の水道の半分近くを支えているのは、結局この萱瀬ダムです。

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